こんにちはリタウンブログ責任者です。
ちょうどゲオホールディングスの2月の出店予定の店舗を見ていたら、Luck・Rack Clearance Market(ラックラッククリアランスマーケット)なる名称のお店が2店舗出店を計画していることに気づきました。
そちらタイムリーな話題でヤフーニュースにも、このゲオの新業態とドンキも同じ業態の出店を計画しているというニュースが流れました。
今日は、オフプライスストアとは、ゲオ、ドンキが出店を計画しているお店について詳しくレポートします。
「オフプライスストア」とは
オフプライスストアとは、複数ブランドにまたがって新品の商品を定価より安く販売する店舗、またはビジネスモデルのことだ。ブランドの余剰在庫を安価に仕入れ、高い値引率で販売する。
ゲオが運営するLuck・Rack Clearance Market(ラックラッククリアランスマーケット)のウェブサイトを見ると、オフプライスストアなるものがどういうものなのか、よくわかります。
いわゆるメーカー、店舗など新品で在庫になったものを買取、販売するのがオフプライスであり、単純に余剰在庫を販売するだけでなく、季節外商品、特別提供品やアウトレット品(傷、よごれ)なども含めて、店舗で販売しているようです。
ゲオについては、2月に2店舗新規で出店し合計9店舗となるようです。
まだ9店舗ということで、かなり新しい業態のようです。
ゲオホールディングスの会社概要
社名株式会社ゲオホールディングス
(英文表記:GEO HOLDINGS CORPORATION)会社設立1989年(平成元年)1月本社〒460-0014
愛知県名古屋市中区富士見町8番8号OMCビル
TEL:052-350-5700
資本金89億70百万円株式上場市場東京証券取引所 第一部事業内容グループ会社の経営企画・管理ならびに子会社の管理業務受託従業員数5,280名(グループ全体)店舗1,927店(グループ全体)売上高(連結)2020年3月期(第32期) 3,050億57百万円
売上3000億円企業ですね。リサイクルショップ(リユース)企業のトッププレイヤーでもあります。
ドンキのオフプライスストアは完全閉店?
ドンキはオフプラという名称の1号店が先月閉店してしまったようです。
こうした新業種が拡大するのか、定着するのかはまだまだ不透明です。
ドンキ自体、通常の店舗と、このオフプラの違いが今一つピンとこないろころがあります。
ディスカウントストアとオフプライスストアの違いなど明確にならないと、ドンキの「オフプラ」の意義など明確にはなりにくいのだと思います。
ドンキ運営会社の会社概要
商号 株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
(英文名:Pan Pacific International Holdings Corporation)
(略称:PPIH)設立年月日 1980年(昭和55年)9月5日 創業者 安田隆夫 代表者 代表取締役社長CEO 吉田 直樹 事業内容 グループ会社株式保有によるグループ経営企画・管理、子会社の管理業務受託、不動産管理等 事業所 本社
〒153-0042 東京都目黒区青葉台2-19-10
TEL 03-5725-7532 FAX 03-5725-7322資本金 230億8百万円(2020年6月30日現在) 決算 6月30日(年1回) 取締役・執行役員 取締役・執行役員紹介はこちら 従業員数 13,546名(連結)(2019年6月30日現在) 主な取引銀行
- りそな銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
ホームページ 株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス 関連会社一覧
- 株式会社ドン・キホーテ
- ユニー株式会社
- UDリテール株式会社
- 株式会社長崎屋
- 株式会社ダイシン百貨店
- 株式会社橘百貨店
- Don Quijote (USA) Co., Ltd.
- MARUKAI CORPORATION
- Marukai Hawaii Co. Ltd.
- QSI, Inc.
- Pan Pacific Retail Management (Singapore) Pte. Ltd.
- Pan Pacific Retail Management (Hong Kong) Co., Ltd.
- DONKI Thailand Co., Ltd.
- 株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング
- 株式会社富士屋商事
- 日本アセットマーケティング株式会社
- 株式会社ディワン
- 日本商業施設株式会社
- 株式会社サン総合メンテナンス
- 株式会社サンリフォーム
- 株式会社リアリット
- 株式会社マイサポート
- 株式会社UCS
- 株式会社マシュマロ
この会社概要には明記されていませんが、売上高は1兆6,819億円(前期比26.6%増)ですね。どんでもなく大きい会社です。ディスカウントストア業界というだけでなく、リテール業界の大手企業と言えます。
ちなみにリテールの最大手はセブン&アイホールディングスでグループ売上 11兆9,976億4千3百万円です。リテール業界のトップはドンキの10倍もの売上を誇るのです。
アパレル大手のワールドもオフプライスストアを展開
アパレル大手のワールドは、&Bridgeという名称でオフプライスストアを4店舗展開しています。
ゲオグループとドンキとの明確な違いは、ワールドは主に自社のブランドのためのオフプライスストアを運営しているという点です。
同日発表した2021年3月期第3四半期(2020年4月1日〜12月31日)の業績は、売上収益が1328億4800万円(前年同期比27.2%減)、コア営業損益が40億2000万円の赤字(前年同期は158億2000万円の黒字)、営業損益が96億7000万円の赤字(同169億8800万円の黒字)、親会社の所有者に帰属する四半期損益は78億2000万円の赤字(同118億9300万円の黒字)だった。
最近ワールドが450店舗もの大量閉店を発表しましたが、アパレル業界もコロナの影響を大きく受けている業界です。
業績が堅調なゲオグループとドンキのオフプライスストアの展開と、ワールドの展開は随分事情が異なると思いますが、今後この業態がどうなっていくのか、リサイクルショップ(リユース)業界の動向と合わせて注目していく予定です。