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  • 腕時計買取【新宿の店舗どこが高価買取か徹底調査】

    こんにちはリタウン運営です。

    コロナで腕時計の相場が一気に崩れると思いきや、ロレックスについては3-4月で下落後最近はまた上昇の傾向があります。

    私としての個人的な予想としては、これから1-2年で腕時計の相場は一気に下がると予想していますので、最近個人で保有していた腕時計をヤフオクなどで販売し始めました。

    今回ふと思いつきで、実際の店舗での買取ってどうなんだろうって思ったので、今日新宿の店舗をリサーチしてきました。

    腕時計を高く売る方法

    腕時計を販売する場合、インターネットだと個人的にはヤフオクが一番高く販売できると考えています。

    ただし、ヤフオクはYahooプレミアム会員ですら、落札手数料が8.5%もかかってしまいます。

    すでに手持ちも2本の高級時計をヤフオクで販売はしたものの、思った以上に高値がつかなかったことと、販売まで1週間程度かかること、最後に配送の手間がかかることなどにより、今回実店舗での販売(買取)をレビューさせていただくことになりました。

    新宿、渋谷、銀座あたりの時計専門店密集地帯で、複数店舗に査定をすることで高い金額で買い取ってもらえるのではないかと考えています。

    果たして、高価買取となるか、ぜひご覧になってください。

    今回の商品(最新のオメガスピードマスター)

    いや改めてこうして眺めるだけで美しいですね。

    シンガポールの正規店で購入した、オメガスピードマスターの最新のもの(ブルー)です。

    かなり気に入って使用していた時計の一つなのですが、これから1-2年で相場が崩れると予想していますので、気に入っているものも含め、すべて販売(買取してもらう)を予定しています。

    2018年の後半に販売開始したオメガスピードマスターの最新モデルは、すべてのモデルにCo-AxialとMaster Chronometerが搭載されているモデルです。

    実際にこの時計、1日1秒も狂うことがなく、1か月で10-20秒程度しかずれない機械式時計としては非常に優秀なモデルでした。

    この時計ですが、ダイバー用だけあって、水の中で使用すると美しさが倍増します。

    1-2年は時計の相場が落ちていくと予想していますので、2年くらいしてから中古で3-4年落ちになった黒のモデルか、007モデルでも購入します。

    これが最新の007モデル。

    オメガのNATOストラップ好きなので、このモデルを将来手に入れることを夢見て、ブルーのスタンダードなモデルは一旦手放すことにします。

    新宿に到着・・・不景気の波をひしひしと感じる

    新宿3丁目のあたりはまだ活気があったんです。人も比較的いましたし、ザ新宿っていう雰囲気がありました。

    歌舞伎町のTOHOシネマズのあたりに来ると、ここらへんはそもそもインバウンドの観光客が多かったこともあり、かなり寂しい雰囲気です。

    目の前のSHELLBIRDという、ブランド専門店が完全に閉店となってました。

    こりゃ、時計早く売らないとな。。。

    1-2年後にこの判断が正しかったどうかわかることでしょう。

    コメ兵 新宿店に行く

    新宿駅で降りて、3丁目に上がってすぐのKOMEHYO(コメ兵)の新宿店に一番最初に行きました。

    でかいの一言です。

    新宿エリアには新宿3丁目駅の近くにも店舗がありますが、このKOMEHYO 新宿店 時計館が上の写真のものです。

    買取の窓口は左手のエレベーターから4回に上がります。

    僕は初めて腕時計の買取を店舗でしましたが(これまではすべてヤフオクで販売)、腕時計を売りたい人って人知れず隠れてこっそり行く感じなんですかね汗。

    4階に上がると受付には誰もいませんでした。

    誰もいなかったので、ラウンジの雰囲気を写真撮影させていただきました。

    新型コロナウィルスの感染対策もしっかりしていますし、コメ兵さすが上場企業ですね。

    呼び鈴で受付の人を呼ぶと、身分証だけ確認して少し座って待ちます。

    ほどなくして番号が呼ばれたのです、番号のブースへ行きます。

    いや初めての体験ドキドキしますね。

    筆者が昭和生まれの日本男児だということがばれてしまいましたね。

    さて、査定金額ですが、

    335,000円

    と比較的いい値段の提示をしてもらえました。

    筆者が、結構丁寧に使用していたことや、箱、保証書、余りコマなどすべてそろっていたことが大きな理由のようです。

    一応当方の戦略としては、合い見積もりをする、一番高い査定を出してくれたところに本日販売する、とはっきり言ったのがよかったのかもしれません。

    ヤフオクの相場もチェックしていたのすが、ヤフオクで売っても35-38万円くらいかなと思っていたので、8.5%の落札手数料や手間を考えるとそのまま売ってもいいと思うくらいの提示額でした。

    なんといっても、担当者さんの対応がよかったです。

    さすが上場企業。

    安心して査定してもらえる体制があると感じました。

    ※当方コメ兵の回し者でもなんでもありません。

    筆者の目的なリサーチなので、一番高かったら戻ってくると約束して去ります。

    大黒屋新宿2番館

    さてさて、2店舗はコメ兵から10メートル程度のところにある大黒屋さんです。

    大黒屋さんも上場企業で、やや小さめの店舗をかなり多く展開している印象があります。

    さて、大黒屋さんもエレベーターで上がって4階で買取をしています。

    さてさて、いろんな世間話をしながら査定をしてもらいます。

    大黒屋さんですが、この新宿2番館は自社運営の直営店だということです。

    なんでもフランチャイズは、オレンジの色に統一しているらしく、黄色の新宿2番館は直営店になるようです。

    ちょうど歌舞伎町にFC店の大黒屋さんを見つけました。

    オレンジの色はFC店、直営店は黄色ということで、勉強になりますねえ。

    大黒屋さん(新宿2番館)の査定結果

    かなり興味深い結果となりました。

    コメ兵さんに行ったこと、結構良い査定をもらったことを話すと、

    33万くらい出たんですか???

    ドンピシャですね。

    そのくらいの金額が出ると、それ以上は出せないという回答となりました。

    どうやら、33万円台が業者間で売買されている金額らしく、店頭で売れないと全く利益があがらないレベルだとうことです。

    こうした会話の中で、業界のことが分かって勉強になります。

    歌舞伎町の銀蔵

    3店舗目は歌舞伎町から見て目立つところにある銀蔵に行ってきました。

    昔TVで、社長が出ている番組を見たことがあり、一度行ってみたいと思っていました。

    査定は2階で結果は、

    28万円

    しょぼすぎますね28万円とは。

    銀蔵が一番お勧めできませんね。この結果では。

    最後に一風騎士

    一風騎士は、以前ブログをやっている人の記事を読んだことがあり、一番高く売れたという記事を見たことがあります。時計を買い取ってもらうには欠かせない会社だと思います。

    上記写真は販売のみ行っているということで、買取できる近くのお店に行きました。

    この店舗の2階で査定が対応できるということです。

    一風騎士さんの査定の大きな特徴が、

    ①オープンスペースでの査定(ブースではない)
    ②なんと中国人の女性が行った

    ①はまあいいとして、②には本当に驚きました。

    20代後半くらいの中国人の女性が、手慣れた感じで時計を見てくれます。

    この姉ちゃん大丈夫かな(心の声)、と思いながらわずか5分程度で出た査定結果が、

    32万円

    なかなかやるなあという感想ですね。

    この中国人女性侮れませんね。

    ということで主要店舗で査定をすることが出来ましたので、査定結果をまとめます。

    4店舗の査定結果

    1位・・・コメ兵  335,000円
    2位・・・一風騎士 320,000円
    3位・・・銀蔵   280,000円
    番外・・・大黒屋 ※コメ兵の金額を聞いて査定金額出さず

    コメ兵の査定金額が一番高く、金額にも大変満足しましたので、再度店舗に戻って買取してもらいました。

    コメ兵(おすすめのポイント)

    担当者さんが頑張ってくれたのもそうですが、上場会社としての充実したサービスもおススメできます。

    おススメのポイント①

    コメ兵で買取をしてもらうと、買取金額の100円につき2ポイントのポイントがもらえます。

    335,000円で買取してもらいましたので、6,700ポイント獲得し、

    ①次回買取時には3350円さらに買取金額を上乗せ
    ②商品を購入した場合6,700円の値引きを受けることができます。

    コメ兵おメンバーズカードのポイント有効期限は1年間です。

    新宿でおすすめできる店舗の店舗情報

    大黒屋さんは査定金額は出ませんでしたが、担当者さんとの会話でいい情報を入手できたので、大黒屋さんはおすすめできると思います。

    KOMEHYO SHINJYUKU

    電話番号
    03-5363-9322(販売)
    03-5363-9588(買取)
    営業時間
    11:00~20:00
    休業日
    不定休
    ※都合により変更する場合がございます。

    一風騎士 本店

    • 所在地:
      〒160-0022
      東京都新宿区新宿3-22-5
    • 電話番号:
      TEL:03-5925-8687
      FAX:03-5925-8638
    • 営業時間:
      11:00~20:00
    • サービス:
      販売・買取

      取扱商品:

      B1F:ブランドジュエリー・宝石・地金
      1F:ブランドバッグ・アパレル
      2F:時計

    大黒屋 新宿二番館

    〒160-0022
    東京都新宿区新宿3-17-13 KEIビル1F
    とうきょうと しんじゅくく しんじゅく

    KEI Bld.1F, 3-17-13, Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo, 160-0022, Japan.

    TEL:0120-787-673
    FAX: 03-3226-9970
    〈営業時間〉11:00~20:00(年始定休)

    腕時計買取体験記(新宿)まとめ

    今回初めて実店舗での査定・買取を経験しましたが、下記の点が最大のメリットだと思います。

    ・その場で現金をもらえる
    ・交渉の過程を楽しめる
    ・情報を入手できる
    ・ポイント付与(コメ兵の場合)

    ポイントについては、全く知りませんでしたし、ブランド品の中古業界であるコメ兵の最大の特徴だとも言えると考えています。

    ブランド品、高級時計の買取というと、怪しい、だまされるとか、足元を見られるなどのイメージがありましたが、今回のリサーチでそういうイメージは完全に払しょくすることができました。

    個人間の売買(ヤフオク、メルカリ)は、トラブルに巻き込まれる可能性もありますし、こうした業者の場合は即現金化という最大のメリットもあります。

    実際に担当者さんに業界の景気についても聞きましたが、コロナ後はコロナ前より間違いなく悪化していると口をそろえて言っていました。

    今が手持ちの時計を売る最大のチャンスかもしれません。

    次回渋谷編に続きます、こうご期待!!!

  • 【古物商とは②】リサイクルショップ開業

    リタウン・リサイクルショップ情報では、特にリサイクルショップ開業、運営のノウハウなど、ショップに有益な情報を配信しています。

    今日はリサイクルショップ運営に必須の古物商について第二回【古物商とは②】です。

    第一回では古物商になるメリットなどを始め、まずは古物商になるためには”古物商許可”が必要だということをお伝えしました。リサイクルショップを開業するうえでどんな物を取り扱うか、どのような方法で営業するか等様々、検討することかと思います。

    実は対象とする物以外にも『どのような方法で取引を行うか』という点でもリサイクルショップは古物営業に該当する為、古物商許可の取得が必要といわれています。では何がどう該当しているのか・・・・古物商許可を取得するうえでの最低限の知識として、今回はそこをより詳しく見ていこうと思います。

    参考サイト①→【古物商】許可が必要か不要かを判断するには~古物営業とされる取引方法~

    古物商許可が必要かを判断するには

    リサイクルショップ開業には欠かせない古物商許可ですが、なぜ必要なのか・どうやって必要だと判断しているのかなど詳しくわからない人もいるのではないでしょうか。

    許可が必要か不要かを判断するために見るべきポイント、それは下記に当てはまるかどうかです。

    ①取り扱う物が古物かどうか
    ②取引方法が古物営業に該当するか

    この二点を確認し、両方に該当している場合は古物商許可の取得が必須となります。

    該当するにも関わらず許可の取得を怠ってしまうと「無許可営業」として処罰の対象になります。今回は許可取得が必要とわかっている上での確認作業のようなものですが、古物営業法の規定には、申請時や取得後の決まり等も含まれています。当然それらを違反することも処罰の対象となりますので、古物商として勉強し理解するよう努めましょう。それもリサイクルショップ開業のための必要な準備です。

    古物に該当する13品目

    ではまずは①取り扱う物が古物かどうかについて見ていきましょう。

    これに当てはまるかどうかを確認するのは簡単です。古物営業法で古物は以下13品目に分類されていますので、ご自身の取り扱う予定の物が以下に含まれているかどうかを確認してください。

    【古物にあたる13品目】
    1.美術品類 美術品価値を有するもの全て
    ex)絵画,彫刻,アンティーク
    2. 衣類  身にまとう繊維・革製品等
    ex)婦人服,紳士服,子ども服
    3.時計/宝飾品類  身に着けて使用される飾り物やし好によって選択されるもの
    ex)アクセサリー,宝石,腕時計
    4.自動車
    (部品含む)
     自動車及び自動車の本来的用法として一部に使用されるも
    ex)自動車,軽自動車,その他部品
    5.自動二輪者および原動機付自転車
    (部品含む)
     自動二輪車、原動機付自転車、これらの一部として本来的用法として一部使用されるもの
    ex)自動二輪者,原動機付自転車,その他部品
    6.自転車類
    (部品含む)
     自転車及び自転車の本来的用法として一部に使用されるもの
    ex)自動車,軽自動車,その他部品(空気入れやカゴ等)
    7.写真機類  プリズム、レンズ、反射鏡等を組み合わせて作った写真機、
    顕微鏡、分光器等
    ex)カメラ,ビデオカメラ,レンズ,望遠鏡、天体望遠鏡,光学機器
    8.事務機器類  主に計算、記録、連絡等の能率を向上させるために使用される機械等
    ex)レジスター,パソコン,コピー機,電話.FAX,シュレッダー
    9.機械工具類  8.の事務機器類に該当せず、電機によって駆動する機械及び器具及び他の物品の生産、修理等のために使用される機械及び器具
    ex)医療機器類,電気機械,土木機械,工作機械,家庭電化製品
    10.道具類  上記1~9及び11~13に該当しないもの
    ex)日常品,スポーツ用品,家具,楽器,玩具類
    11.皮革/ゴム製品類  主として、皮革又はゴムから作られているもの
    ex)鞄,靴,財布,毛皮類,化学製品(ビニール製、レザー製)
    12.書籍  絹布、紙等の軟質な素材に、文字、記号、図面等を筆写、印刷し装丁・製本したもの
    ex)漫画,雑誌,中古本,地図,辞書
    13.金券類  金額が記載されているか、電磁的方法により記録されている証票その他のもの
    ex)商品券,各種入場券,航空券,乗車券,株主優待券

    リサイクルショップでよく扱われているであろう大体の物が含まれていますので、大抵の場合は該当するでしょう。

    古物営業法では古物ではないものについても定義していますが、それらはあまりリサイクルショップ等の類では見かけない物が多数です。

    【古物ではないモノ】
    1.本来の使用用途から性質が変化したモノ ex)リメイクして作られた財布やバッグ
    2. 消費して無くなるモノ ex)食品,化粧品,サプリメント
    3.原材料になるモノ ex)空き缶類,古新聞紙
    4.再利用せずに捨てるモノ ex)一般ごみ
    5.実体がないモノ ex)電子チケット
    6.観賞用でもアクセサリーでもない貴金属 ex)金貨,プラチナ
    7.大型なモノ

    (重量が1トンを超える機械で、容易に運搬ができない状態にあるもの/重量が5トンを超える機械で、自走や運搬ができないもの)

    ex)航空機,鉄道車両,庭石,
    石灯籠,総トン数が20トン以上の船舶

    万が一、上記の【古物ではないモノ】に該当するものを取り扱う予定の場合は、古物商許可は必要ないことになります。

    許可が必要な取引方法

    では次に②取引方法が古物営業に該当するかについて見ていきましょう。

    古物営業法では「古物営業とは何か」を定義しており、それらに当てはまらない場合は例え古物を取り扱おうとも”古物商許可は必要ない”としています。

    【古物営業法(第2条第2項)】

    この法律において「古物営業」とは、次に掲げる営業をいう。
    1. 古物を売買し、若しくは交換し、又は委託を受けて売買し、若しくは交換する営業であつて、古物を売却すること又は自己が売却した物品を当該売却の相手方から買い受けることのみを行うもの以外のもの
    2. 古物市場(古物商間の古物の売買又は交換のための市場をいう。以下同じ。)を経営する営業
    3. 古物の売買をしようとする者のあつせんを競りの方法(政令で定める電子情報処理組織を使用する競りの方法その他の政令で定めるものに限る。)により行う営業(前号に掲げるものを除く。以下「古物競りあつせん業」という。)

    古物営業法で定義されている古物営業は上記のように3つに区別されています。

    それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

    1.古物を売買し、若しくは交換し、又は委託を受けて売買し、若しくは交換する営業であつて、古物を売却すること又は自己が売却した物品を当該売却の相手方から買い受けることのみを行うもの以外のもの

    この営業方法で取引を行う人が俗に古物商と呼ばれています。リサイクルショップのオーナーはこれに該当することになります。そして古物商が行う取引方法が以下3つです。


    ①古物の売買

    店舗、インターネット上、対面、方法に問わずビジネス目的で古物売買をすることです。買い取った物をバラバラにし、中の部品だけを売る場合も同様です。

    ※但し、自身が既に売ったものを同一人物から買い取る場合はこれに当たりません。


    ②古物の交換

    交換のみの場合でも古物営業とみなされます。但し、全ての交換行為がこれに当てはまるわけではありません。判断基準は取引回数と商品の類似性(同じ商品ばかりを交換)です。交換回数が多ければ多いほど、そして同類の物を交換しているほどビジネス性があると判断されます。また交換したあとに、得た物を利用して利益を得ているかどうかというのは最も重要な判断基準です。

    ※友人や同僚、家族間であっても度重なる交換行為、それらから利益を得ている等の場合は古物商許可は必ず必要となります。


    ③委託を受けて売買・交換

    例えばヤフーオークションやその他オークションサイトでも、プロの売り手として第三者の物を売りにだしている人またはそのようなサービスを運営している会社があります。オークション系のサイトだと、過去の取り引き実績が多い人のほうが安心できるので、より早く高値で売れるケースが多く利用者も一定数います。頼む側であれば当然許可は必要ないですが、依頼を受けて他人の物を売買する場合は許可が必要となってきます。インターネットに限らず、お店などで行う場合も同様です。


    これら上記の方法で古物商として取り引きを行う場合には、以下の通り相手方の本人確認をすることが義務付けられています。

    【古物営業法(第15条)】

    古物商は、古物を買い受け、若しくは交換し、又は売却若しくは交換の委託を受けようとするときは、相手方の真偽を確認するため、次の各号のいずれかに掲げる措置をとらなければならない。
    1. 相手方の住所、氏名、職業及び年齢を確認すること。
    2. 相手方からその住所、氏名、職業及び年齢が記載された文書(その者の署名のあるものに限る。)の交付を受けること。
    3. 相手方からその住所、氏名、職業及び年齢の電磁的方法(電子的方法、磁気的方法その他の人の知覚によつて認識することができない方法をいう。以下同じ。)による記録であつて、これらの情報についてその者による電子署名が行われているものの提供を受けること。

    2.古物市場(古物商間の古物の売買又は交換のための市場をいう。以下同じ。)を経営する営業

    これを古物市場主と呼びます。リサイクルショップの開業をめざしている人であれば古物市場主になることはそうないとは思いますが、古物商となれば古物市場主と一切関わりがないわけではありません。

    古物市場主とは古物市場を経営する人のことをいいますが、古物市場とは古物商の間で売買・交換が行われる市場で、お目当ての物を安く大量に仕入れることができる古物商にとっては夢のような市場です。仕入れを安く抑えることは古物商としてビジネスをする上で非常に大事なポイントとなります。※古物市場は古物商のみ参加可能

    古物市場主は市場の提供・運営・管理をしますが自身が取引自体に関わることはありません。取引が行われる以上は盗品や偽物などが紛れている可能性もないとはいえませんので、万が一の場合に備え、取り引きが適正に行われるように現場の責任者としての役割を果たしています。

    3.古物の売買をしようとする者のあつせんを競りの方法(政令で定める電子情報処理組織を使用する競りの方法その他の政令で定めるものに限る。)により行う営業(前号に掲げるものを除く。以下「古物競りあつせん業」という。)

    これを古物競りあっせん業者と呼びます。古物競りあっせん業は、インターネット等を通じてオークションを運営し収益を得る営業方法です。”売りたい人”と”買いたい人”をインターネット上で結びつけ競りによつて売買が成立するようあっせんし、サービスの利用者から受け取る手数料等で利益をだしています。

    自身は古物の『売買を行わない』『売買に関与しない』あくまでも売買の場を提供するだけというのがポイントとなり、上記1.2との大きな違いは古物競りあっせん業者の場合は古物商許可が必要ないということです。

    自身が取引をしないという点では古物市場主も同じではありますが、古物市場は古物商限定の市場で取り扱われるものは古物です。一方、古物競りあっせん業者が営むとされるオークションでは、(中には古物商としての取り引きでサイトを利用する人もいますが)多くは一般の人が参加し取り扱われるものは個人の不用品などが主です。警察管轄の下に古物商許可取得を義務付ける目的は、盗品などの流通を取り締まることなので、盗品等が出回る確率が低いとされている古物競りあっせん業者の営業方法では古物商許可が不要とされています。但しその代わりに、以下規定に基づきサイトを開設し営業を開始してから必ず2週間以内に所在地を管轄する警察署に届出書とその他必要書類をださなければいけません。

    【古物営業法(第10条第2項)】

    古物競りあつせん業者は、営業開始の日から二週間以内に、営業の本拠となる事務所(当該事務所のない者にあつては、住所又は居所をいう。以下同じ。)の所在地を管轄する公安委員会に、次に掲げる事項を記載した届出書を提出しなければならない。この場合において、届出書には、国家公安委員会規則で定める書類を添付しなければならない。
    1. 氏名又は名称及び住所又は居所並びに法人にあつては、その代表者の氏名
    2. 営業の本拠となる事務所その他の事務所の名称及び所在地
    3. 法人にあつては、その役員の氏名及び住所
      古物競りあっせん業者営業開始届出書はここから
      記載例

    許可が不要な取引方法

    簡単に言うと上記に該当しない方法であれば、許可は不要となります。ビジネス目的での買取行為がない場合はこれに当てはまります。

    例えば、

    自分の不用品を転売
    新品の物を転売
    無料で貰った物を転売....等

    これらの方法でリサイクルショップやインターネット上で古物に該当するものを販売したとしても、許可は必要ありません。

    とはいっても自分の不用品や無料で貰った物を転売するには限界があります。少なくともリサイクルショップなどを長期的に運営していく上では難しいといえます。無料回収などで不用品を引き取り転売するなども可能ですが、その場合は一般廃棄物収取運搬業許可などの別の許可の取得が必須となってきますので注意が必要です。

    念のため許可が不要な取引方法のお話しもしましたが、リサイクルショップの開業を目指している人は基本的には古物商許可の取得が必要だと覚えておいてください。また当ブログでも紹介していますが、リサイクルショップ開業の仕入れ資金捻出のためオークションサイトを活用するのは一つの手です。

    古物商許可の申請準備と並行して賢く立ち上げ準備の方も進めると良いでしょう。

     

    では今回はここまでです。それではまた。

  • 洋服・ブランド古着の買取(店舗・宅配)ランキング(まとめ)

    こんにちはリタウン運営管理者です。

    洋服・ブランド古着の買取については、洋服(全般)と古着(ブランド品)を二つのカテゴリーに分けたうえで、店舗&宅配買取の両方を実施しているリサイクルショップと、宅配買取のみを対応しているショップと分けたうえで、ランキングにしてまとめてみました。

    基本的には、洋服及びブランド古着の場合は、店舗型のショップは宅配買取も対応している会社がほとんどです。

    まずは店舗型の運営をしている会社から、その会社の宅配買取も含め紹介していきます。

    店舗型(リサイクルショップ)の洋服・ブランド古着買取ランキング

    店舗型のリサイクルショップで、洋服・ブランド古着の買取を実施している会社は、かなり大きな規模の店舗の運営をしている会社も多いです。

    規模が大きい=店舗数も多いことから、ユーザーの利便性も高いことから、店舗型のリサイクルショップをランキングを規模が大きい順番にさせていただきました。

    1位・・・2nd STREET(ゲオグループ)

    セカンドストリートは、ゲオグループに買収されたので、GEOの店舗との融合店舗なども含めると店舗数は日本最大(682店舗)です。

    ちなみにゲオグループとしては、ゲオグループは、6つのフォーマットを展開しています。
    1)メディア事業の「ゲオ」
    2)モバイル事業の「ゲオモバイル」
    3)リユース事業の「セカンドストリート」「ジャンブルストア」「スーパーセカンドストリート」「セカンドアウトドア」
    4)アパレル事業の「A.Q.アンティクローズ」
    5)アミューズメント事業の「ウェアハウス」
    6)その他事業の「B級市場/アウトレットグラモ」

    ゲオグループとしての店舗数は、

    直営店 代理店 FC店 合計
    ゲオグループ店舗数 1,728 (+79) 97 (△8) 113 (△11) 1,938 (+60)
    メディア系 1,053 (+10) 97 (△8) 60 (△12) 1,210 (△10)
     ゲオモバイル(単独店舗) 25 (+8) 25 (+8)
    リユース系 618 (+40) 53 (+1) 671 (+41)
    ウェアハウス 13 (1) 13 (1)
    その他 44 (+28) 44 (+28)

     

    洋服・ブランド古着の買取については、セカンドストリート、ジャンブルストア、スーパーセカンドストリートなどで主に実施しているようです。

    セカンドストリートでは、店舗への持ち込み買取だけでなく、出張買取、宅配買取の実施しており、ゲオグループのネットワークを最大に生かして、日本最大規模のリサイクルショップチェーンを運営しているといっても過言ではないでしょう。

    2位・・・OFF HOUSE(オフハウス・ハードオフグループ)

    あまり洋服買取の印象はありませんが、OFF HOUSEでも洋服の買取を対応しています。

    ハードオフグループで店舗数は全体で902店舗で、オフハウスの業態が318店舗となっています。

    店舗自体が全国にまんべんなくある印象があり、東京都内85店舗に対して北海道内66店舗、東北内68店舗、九州前期で67店舗と、地方店舗に強い印象があります。

    ハードオフグループの各店舗の数

    ハードオフグループは様々な業態で合計902店舗です。

    ハードオフ 355店舗
    オフハウス 318店舗
    ホビーオフ 118店舗
    モードオフ 29店舗
    ガレージオフ 16店舗
    リカーオフ 5店舗
    ブックオフ 50店舗(フランチャイズ)
    ブックオン併設 3店舗

    以上、合計902店舗です。

    ハードオフグループの宅配買取「OFFER(オファー)」とは

    ハードオフグループでは、OFFERというアプリを使用した宅配買取をやっていることが大きな特徴です。

    要は、登録をするとハードオフグループの店舗からオファーが届いて、あとは商品を店舗まで宅急便で送るというしくみです。

    3位・・・BOOK OFF(ブックオフ)

    ブックオフが洋服?と思われる方も多いかもしれませんが、ブックオフは最近買取専門店を多く出店しており、その買取専門店では洋服も買取しています。

    全国のブックオフ店舗で洋服(ファッション)の買取の対応をしている店舗は、合計130店舗あるようです。

    そもそもブックオフって店舗数何店舗あるんだろうと調べてみましたが、2020年3月31日時点で合計801店舗(直営店404店、FC店397店)あります。(ウェブサイトより)

    ブックオフの宅配買取

    ブックオフは、もちろん宅配買取も対応しています。

    4位・・・トレファクスタイル(トレジャーファクトリー)

    最近都心も含め店舗数を増やしている「トレファクスタイル」です。

    トレファクスタイルの店舗数

    セカンドストリートとの明確な戦略の違いは、セカンドストリートが郊外の大規模店も多いのに対して、トレファクスタイルの場合は都心び比較的駅が違い1階、2階に店舗を出店している印象があります。

    東京都内 28店舗
    神奈川県県内 6店舗
    埼玉県内 6店舗
    千葉県内 7店舗
    大阪府内 4店舗
    兵庫県内 2店舗
    京都府内 1店舗

    ※2020年7月時点で50店舗運営、関東、関西の中心地に出店しています。

    ユーズレットの店舗数

    トレジャーファクトリーはトレファクスタイル以外にもユーズレットという別ブランド名で古着買取・販売のショップも運営しています。

    ユーズレットの店舗数は、

    東京都内 2店舗
    神奈川県内 1店舗
    埼玉県内 4店店舗

    東京、神奈川、埼玉に合計7店舗のみとなっています。

    さて、ユーズレットのコンセプトは、ファミリーをターゲットにしているようです。

    ユーズレットとは「選ぶ・探す・楽しい」をコンセプトに、ファミリーカジュアル中心のお手頃価格で
    1点物の古着を取り揃えた、服飾専門のリユースアウトレットショップです。
    アウトレットと言っても、品質にはこだわっております。
    また、トレファクスタイル小型店では取り扱いの無いスーツやフォーマル、ドレス、スポーツ、キッズも取り揃えておりますので、是非お気軽にお越しください。

    ※トレジャーファクトリーウェブサイトより

    ファミリーとキッズをターゲットにしているようです。

    トレジャーファクトリーの宅配買取

    トレジャーファクトリーは、トレファクの宅配買取として宅配買取を実施しています。

    トレジャーファクトリーはリサイクルショップだけでなく、引っ越しや不動産などにも参入しているところが、他のリサイクルショップ大手との違いではないでしょうか。

    5位・・・コメ兵

    ブランド品の買取がメインのコメ兵では、ファッション衣料(洋服)の買取も多くの店舗で実施しています。

    ただしコメ兵の洋服買取といっても、もともとブランド品の買取が強い会社なので、ブランド品の洋服に限定される可能性が高いと思われます。

    コメ兵の販売・買取の両方対応している店舗

    千葉エリア 1店舗
    埼玉エリア 1店舗
    東京エリア 12店舗
    神奈川エリア 1店舗

    名古屋・中部エリア 7店舗
    関西エリア 5店舗
    中国・九州エリア 2店舗

    合計 29店舗

    コメ兵の宅配買取

    コメ兵ですが、宅配買取も実施しています。

    自宅にいながらラクラク買取というキャッチフレーズで、使っていないブランド品、洋服を簡単に売ることができるようです。

    はじめてでも簡単
    箱に詰めて送るだけ
    送料・キャンセル料すべて無料

    高価なブランド品を扱っているが故のサービスですね。

    コメ兵はブランド品という高価なものを扱っていますので、店舗数の割に売上規模が大きいのも大きな特徴です。

    ※コメ兵の2020年3月期売上は575億円と、業界最大手クラスです。

    ワットマン

    こちらも上場企業で神奈川県を中心全50店舗、うち洋服関係店舗(スタイル)20店舗運営しています。

    洋服だけでなく書籍や家電の買取も行っているようです。

    ブックオフのFC店舗も運営しているようです。(合計8店舗)

     

    <番外編洋服・ブランド古着買取リサイクルショップ>

    上記5社はいずれも上場会社で、洋服の買取を店舗と宅配で行っている会社を紹介しました。

    一方、上記の会社以外にも店舗と宅配で洋服の買取を実施している会社がありますので、以下にて紹介します。

    エコリング

    エコリングは、非上場企業の中で最大規模の99店舗の自社運営のリサイクルショップを運営しています。

    洋服についてはブランド品から、ノーブランド品まで幅広く買取を実施しているようです。

    エコリングの店舗

    店舗数が99店舗と非常に多いので不思議に思ったのですが、買取専門店が主流のようです。

    東京都 13店舗
    神奈川県 7店舗
    千葉県 2店舗
    埼玉県 7店舗
    愛知県 14店舗
    京都府 1店舗
    大阪府 17店舗
    兵庫県 24店舗
    広島県 7店舗
    福岡県 4店舗

    合計 96店舗(99?)

    兵庫県に最大数の店舗を誇る理由が、エコリングは兵庫発祥の会社だからです。

    会社概要

    商号
    株式会社エコリング
    本社所在地
    • 〒672-8057 兵庫県姫路市飾磨区恵美酒213 錦ビル 本社[3階]
    • TEL 079-243-1777(代表) FAX 079-243-2850
    • 受付時間:平日10時00分~18時00分
    東京本部
    • 〒104-0033 東京都中央区新川2丁目1-7 セルコンスクエア 5階
    • TEL 03-6222-8660(代表) FAX 03-6222-8675
    • 受付時間:平日10時00分~18時00分
    創業
    平成13年(2001年)
    主要取引銀行
    • みなと銀行
    • 三菱UFJ銀行
    • 三井住友銀行
    • みずほ銀行
    • りそな銀行
    • 但馬信用金庫
    古物商許可
    • 兵庫県公安委員会 登録番号 第631600300036号
    酒類販売業免許
    • 姫路酒第236号

    やはりFC運営もやっているようです。

    キングファミリー

    キングファミリーの大きな特徴は、ブランド古着だけでなく、ノンブランド洋服も積極的に買取を実施している点です。

    キングファミリーは重さで買取の値段の目安を設定している

    キングファミリーの大きな特徴ですが、用途別に重要で買取価格を設定しています。

    ①お店で販売できる衣類

    1kg=150円

    ②お店で販売できる服飾雑貨・小物

    1kg=100円

    ③リサイクル資源になる衣料

    1㎏=1円

    ④リサイクル資源になる服飾雑貨・小物

    1㎏=1円

    金額的には安いなあという印象ですが、売れないものも買取してくれるのはいいとは思います。

    キングスファミリーの店舗

    キングスファミリーの洋服買取・販売の店舗数ですが、なんとコメ兵などの店舗数を超えることが判明しました。

    キングスファミリーがどのくらいの売上規模なのかも含め研究する必要があるかもしれません。

    関東 27店舗
    中部 18店舗
    関西 16店舗
    中国 9店舗
    九州 4店舗

    合計 75店舗

    合計75店舗は非上場の会社としてはすごい規模です。

    フランチャイズを運営していることも理由のようですが、従業員数も160名と大きな会社です。

    ティファナ

    リサイクル ティファナも洋服・古着の買取に強いリサイクルショップで、多くの店舗を運営しています。

    東京都内に14店舗を出店しており、洋服のリサイクルショップとしては比較的規模が大きい会社です。

    この会社も社員数120名と比較的規模が大きい会社です。

    こういう業界の成長スピードにはびっくりします。

    ORBITAL(オービタル)

    今回のリサーチをする前は、このORBITALという会社を全く知りませんでした。

    オービタルは店舗は東京に3店舗だけ運営しており、それ以外は全国規模で宅配買取を実施しています。

    オービタルの店舗

    こちらは代官山の店舗になります。

    • 住所
    • 東京都渋谷区恵比寿西1-33-25 コリーヌ代官山1F
    • TEL
    • 03-5459-1422
    • 営業時間
    • 12:00~20:00(定休日無し)
    • アクセス
    • 東急東横線「代官山駅」東口徒歩3分
      JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・日比谷線「恵比寿駅」徒歩6分
    • 専門
    • 洋服・古着・服飾・貴金属・食器・家電・家具・自転車・カメラ・楽器

    この店舗以外にも、二子玉川と経堂で店舗運営をしていて、都内に合計3店舗のみ運営しています。

    このオービタルの特徴ですが、江戸川区にアウトドア専門のショップ、ORBITALアウトドアも運営しています。

    現在アウトドア人気、キャンプ人気が上がっており、今後も注目していきたいです。

    宅配買取特価型、洋服・ブランド古着買取のリサイクルショップランキング

    宅配買取を全国規模で実施している、洋服・ブランド買取に対応しているリサイクルショップは、リサイクルショップというより、インターネットでの買取・販売を事業展開しているといったほうがいいかもしれません。

    代表的な会社として、ZOZOTOWNやブランディアなどはネット専業で買取を実施しています。

    最近では楽天もインターネットに特化したブランド品・洋服(古着)などの買取サービスを立ち上げています。

    ZOZOTOWNはEC事業が好調で、買取事業はあくまで付随したサービスとして実施している印象があります。

    一方ブランディアは、インターネット専業で買取し、無店舗で販売しているインターネット専業のリサイクルショップと言えます。

    洋服を取り扱っていませんのでここでは紹介しませんが、高く売るドットコムとおいくらを運営するマーケットエンタープライズは、インターネット専業の無店舗型のリサイクルショップで、広い範囲の物品の買取・販売をすべてネットでやっている企業として有名です。

    1位・・・ZOZOTOWN

    売上規模などから総合的に判断してZOZOTOWNを1位に選定しました。

    会社名 / 株式会社ZOZO(英文社名:ZOZO, Inc.)

    設立 / 1998年5月21日

    代表取締役社長兼CEO / 澤田 宏太郎

    資本金 / 1,359,903千円(2020年3月末日時点)

    所在地 / 〒261-7116千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1 WBGマリブウエスト15F(受付)

    物流拠点 / 〒275-0024千葉県習志野市茜浜3-7-10プロロジスパーク習志野4 (ZOZOBASE習志野1)

    物流拠点 / 〒275-0024千葉県習志野市茜浜3-7-2 Landport習志野3~5F (ZOZOBASE習志野2)

    物流拠点 / 〒300-2635茨城県つくば市東光台5-6-2プロロジスパークつくば1 (ZOZOBASEつくば1)

    従業員 / 1,158名(平均年齢33.3歳)※グループ全体(2020年3月末日時点)

    2020年3月期のZOZOの売上は、1255億円とリサイクルショップ専業の会社と比較するととても大きい規模です。

    楽天がインターネットセグメントも国内EC売上で、売上規模7883億であったことを考えると、ZOZOTOWNというビジネスの規模の大きさに驚きます。

    ZOZOTOWNの宅配買取

    残念ながらZOZOTOWNでの買取ですが、現時点で買取サービスのキット・集荷のお申し込みは終了しています。

    買い替え割をご利用のお客様だけ集荷を申し込めるような状況です。

    ZOZOTOWNからすると、中古の買取・販売をするよりマーケットプレイズとしての売上を伸ばすほうが儲かるということなのでしょう。

    ※ブランド品、ブランド古着の買取業界の競争が激化してしまっていることが一因と考えらえます。

    ブランディア

    ブランディアは2004年に創業し、宅配買取を全国に対応することで業績を拡大してきました。

    2016年8月に東証マザーズに上場し、2018年9月には東証1部に鞍替えするくらい順調に業績を上げてきた経緯があります。

    実際には2020年1月に上場廃止したうえで、BEENOSの子会社となることになりました。

    市場情報
    東証1部 3328
    2004年7月8日上場
    本社所在地 〒140-0001
    東京都品川区北品川4-7-35
    御殿山トラストタワー7F
    設立 1999年11月25日
    業種 小売業
    法人番号 5010701020605
    事業内容 グループ会社の統括、運営
    代表者 直井聖太(代表取締役社長 兼 グループCEO)
    資本金 27億75百万円(2017年1月20日時点)
    売上高 連結227億6,800万円
    (2018年9月期)
    従業員数 783名(2018年9月末現在・グループ合計)
    決算期 毎年9月末
    主要株主 佐藤輝英
    株式会社デジタルガレージ

    BEENOSの会社概要については上記のとおりです。

    BEENOS自身は、インバウンドなどを対象にしたECモールを運営していますが、全身はネットプライスという会社です。

    ブランディアの宅配買取

    業績が悪化傾向にあるとはいえ、ブランディアは宅配買取の分野ではフロンティア企業と言えます。

    ネットから宅配キットを申し込むと、自宅に送られてきて、買取査定してほしい商品を入れて送るだけ。

    このしくみをブランド買取のジャンルで浸透させたのは、まぎれもなくブランディアであり、今宅配買取をやっている企業はブランディアをまねて参入したところが多いです。

    ブランドウル

    Branduruも実質ネット専業のブランド買取(洋服・古着買取)をやっているネット専業の会社です。

    ブランドゥールの宅配買取の場合、

    ①ネットで宅配買取申し込み

    ②集配(宅配業者が自宅を訪問)

    ③お見積り(査定内容)をネットでお知らせ

    ④合意で金額入金

    という流れになるようです。ブランディアも集荷を依頼することができ、宅配キットを送るのは採算がなかなか難しいのかもしれません。

    フクロウ

    アパレルの買取でネット専業なら、フクロウも積極的に展開をしている会社です。

    フクロウの場合は、宅配キットを利用できますし、フクロウバッグという同時の配送パックも用意している点が大きな特徴です。

    FUKUCHAN(福ちゃん)

    福ちゃんは、有名は夫婦をキャラクターに使用して、ネットでのブランド買取(洋服・古着買取)にかなり力を入れている企業のひとつです。

    福ちゃんに店舗があることが判明したので、店舗運営している買取業者として上記に移動させる予定です。

     

  • 【開業資金1万9千円~】リサイクルショップ開業のお金

    こんにちはリタウン運営管理者です。

    リサイクルショップ開業のためには一体いくら必要なんでしょうか?

    結論から言うと、リサイクルショップは1万9千円~開業が可能です。

    今日は1万9千円~開業できる、というテーマでリサイクルショップ開業のノウハウについて、詳しく書かせて頂きます。

    リサイクルショップ開業に一番必要なもの

    リサイクルショップ開業に欠かせないもの、それはなんといっても古物商許可です。

    リサイクルショップとは、古物いわゆるリサイクル品を売買することを業としています。

    よほど巨大な航空機(航空機に中古という概念はない・・・盗難の恐れがないため)でもない限り、リサイクル品を売買するためには、古物商許可を持っていないと違法になってしまい、悪く言うとお縄になってしまいます。

    そのため、古物商許可について、すべて自分でやる(行政書士などに依頼せずに)としても、19,000円の印紙代は必ず必要になります。

    それでは、最低限の19,000円だけを使用してリサイクルショップを開業することができのでしょうか?

    答えはYESです!

    19,000円でリサイクルショップを開業する方法

    最低コストの19,000円でリサイクルショップを開業するためには、ある程度条件があります。

    実際に古物商許可の申請をするのに、住民票と身分証明書が必要になります。

    よって正確な金額を言うと、住民票にも身分証明書にもそれぞれ取得に300円が必要になりますので、合計19,600円となります。

    ※ここは1000円未満切り捨てということで、19,000円とさせていただきます。

    ①古物商許可の申請をすべて自分でやる

    古物商許可については、最寄りの警察署ですべて自分で対応が可能です。

    現時点で当ブログでも下記記事が参考になりますので、ぜひ参考にしてください。

    【古物商とは①】リサイクルショップショップ開業
    リサイクルショップ開業準備【ノウハウ】会社設立から古物商許可まで

    古物商許可を取得するのに、外国人だと申請書類や所定のビザが必要になりますので、注意が必要です。

    日本人であれば、以下の欠落事由に当てはまらなければ、取得が可能になります。

    ①成年被後見人、被保佐人、破産者で復権を得ない方

    ②以下に該当する方(執行猶予期間中も含みます。執行猶予期間が終了すれば申請可能です)

    • 罪種を問わず、禁錮以上の刑に処せられ、刑の執行が終わってから5年を経過しない方
    • 背任、遺失物・占有離脱物横領、盗品等有償譲受け等の罪で罰金刑に処せられ、刑の執行が終わってから5年を経過しない方
    • 古物営業法違反のうち、無許可、許可の不正取得、名義貸し、営業停止命令違反で罰金刑に処せられ、刑の執行が終わってから5年を経過しない方

    ③住居の定まらない方
    ④古物営業法第24条の規定により、古物営業の許可を取り消されてから5年を経過しない方

    • 許可の取消しを受けたのが法人の場合は、その当時の役員も含みます。

    ⑤古物営業法第24条の規定により、許可の取り消しに係る聴聞の期日等の公示の日から、取り消し等の決定をする日までの間に、許可証を返納した方で、当該返納の日から起算して5年を経過しない方

    ⑥営業について成年者と同一能力を有しない未成年者

    • 婚姻している方、古物商の相続人であって法定代理人が欠格事由に該当しない場合は申請可能です。

    ⑦営業所又は古物市場ごとに、業務を適正に実施するための責任者としての管理者を選任すると認められないことについて相当な理由のある方

    • 欠格事由に該当している方を管理者としている場合などが該当します。

    ⑧法人役員に、①~⑤に該当する方がある法人

    ※①に該当しないか確認するための種類が、身分証明書となります。
    ※③は住民票の提出で確認します。

    ②無店舗型リサイクルショップを目指す

    店舗型リサイクルショップを開業しようと考えた場合、不動産物件の契約や内装などで最低での数百万円~の出店費用が必要になります。

    19,000円~リサイクルショップ開業を目指すためには、無店舗型リサイクルショップを目指すしかありません。

    無店舗型リサイクルショップを目指すためには、無料で登録できるサービスを利用したり、ヤフオク、メルカリなどで仕入れて売却する「せどり」といった業態を目指すのが最も近道です。

    以下に無料で利用できるインターネットで仕入れ、売却ができるサービスをまとめて紹介します。

    ヤフオク!

    ヤフーが運営するオークションサイトです。

    無料でも会員登録できますが、実際にはプレミアム会員んなると落札手数料も安くなるので、プレミアム会員になることをお勧めします。

    Yahoo!プレミアム会員費 月額462円(税抜)

    落札システム利用料

    Yahoo!プレミアム会員 Yahoo!プレミアム会員登録なし
    8.8%(税込) 10%(税込)

    19,000円~リサイクルショップ開業というテーマを目指すなら、ある程度事業が軌道に乗ってから、プレミアム会員になってもいいかもしれません。

    メルカリ

    スマホで手軽に出品ができることで急成長したメルカリです。

    メルカリの場合も基本は無料で会員登録できますが、出品した商品が落札されたとき、

    10%の手数料

    がかかるのと、売上金を引き出す際に、

    200円

    の手数料がかかります。

    ヤフオク!とメルカリのすみわけですが、出品されている商品が明らかに違います。

    ヤフオクのほうが、やや大きめの金額が高めの商品が多い傾向があり、メルカリの場合はスマホで撮影して簡単に出品できることもあり、お手軽な安価な商品が多い印象があります。

    ジモティー

    個人の売りたい買いたいをつなぐ掲示板サイトのジモティーです。

    無店舗型リサイクルショップにとって、ジモティーの機能がどのくらい使用できるか、当サイトでは今後徹底的にレポートしていく予定です。

    エキテン

    エキテンも無料で登録ができるようですが、どの機能まで使用できるのか現時点ではわかっておりません。

    ※現在無料登録申請中であり、しばしお待ちください。

    エキテン自体は、口コミ投稿することに特典を与えることで、店舗の口コミを集め成長できたモデルと言えます。

    実際には無料登録だとほとんど効果がないと思われるおいくら

    おいくらも無料で店舗登録できそうですが、使用できる機能が極めて少なそうです。

    無料店舗のメリットがほとんどないように思います。

    実質無料登録は募集していないヒカカク!

    ヒカカク!はリサイクルショップの登録はすべて有料でやっているようです。

    ※資料請求をしたらすぐに営業の電話がかかってきました。。。

    かなり大量の店舗登録をヒカカクサイドで行う、その口コミを集めることでアクセスを稼いでいますが、口コミはある程度コントロールしないと悪評ばかりになってしまっているという難しさがあります。

    リタウン(当社)で無料登録を検討します!

    当サイトも一時期は一世を風靡しましたが、現時点では上記ウェブサイトと大きな差をつけられています。

    こうした状況を冷静に分析(競合他社も徹底分析)したうえで、リサイクルショップ・買取サービスの無料店舗登録のあるべき姿を模索していく予定です。

    少なくとも年内には大幅なリニューアルを実施を検討しておりますので、ぜひお楽しみに!!!

    リサイクルショップは仕入れ資金が立ち上げで必要になる

    19,000円~のリサイクルショップ開業というテーマでこの記事を書いてきましたが、リサイクルショップを立ち上げるには仕入れ資金が必要になります。

    そのため、ここでは仕入れ資金をゼロにする方法を説明します。

    リサイクルショップ開業仕入れ資金をゼロにする方法

    勘のいい方はお気づきかもしれませんが、仕入れ資金をゼロにする方法はありません。

    仕入れ資金をゼロにするというよりは、正確には仕入れ資金を捻出するというほうが正しい言い回しになると思います。

    そう、上記ヤフオク!、メルカリなどのオークションサイトで、自分のいらなくなったものを出品して販売するというのが、リサイクルショップ開業の仕入れ資金捻出方法なのです。

    オークションサイトで仕入れ資金を捻出するのは、今後利用するサービスをまずは自分で利用しますので、非常によい立ち上げ準備になります。

    そのため、仕入れ資金がないという方は、ぜひ試してください。

    それではまた。

  • リサイクルショップ開業準備【ノウハウ】会社設立から古物商許可まで

    こんにちはリタウン運営管理者です。

    町を歩くとブランド買取の査定店舗を最近よく見かけるようになりました。

    また、郊外を車で走らすと、郊外型の規模の大きい総合リサイクルショップや、専門型のリサイクルショップ(洋服、家電など)を多く見かけます。

    リサイクルショップには、さまざまな業態があり、また取り扱う中古品(リサイクル品)もさまざまです。

    今日は、リタウン運営管理者として、1人からでもできるリサイクルショップ開業準備のための【虎の穴】です。

    リサイクルショップの業態の種類

    リサイクルショップの業態には、大きく【無店舗型の出張買取専門店】と、販売店舗を保有する【店舗型のリサイクルショップ】と二つに分かれます。

    【無店舗型の出張買取専門店】

    【無店舗型の出張買取専門店】は、業務上の住所を自宅などを使用していることが多く(古物商許可で必要なため)、ウェブサイトなどの住所に実際に行ってみると、店舗がなかったり個人の住居が集まる集合住宅のマンションだったりすることが多いです。

    ブランド品などの小物(骨董品など含め)をメインに扱う出張買取専門店の場合、買取するための車やスタッフなどは必要ありませんが、大型家具、家電などをまとめて出張買取する買取専門店の場合、少なくとも軽トラック、場合によっては2トントラックなどの購入が必要になってきます。

    引っ越しなどでも、ワンマンといって、ワンルーム程度であれば一人で作業が可能なことも多いですが、作業規模が大きくなればなるほど、スタッフを雇用する必要があるため、どの規模の作業が必要になってくるのか、慎重に検討する必要があります。

    一般的に無店舗型の出張買取専門店は、販売をインターネット(ヤフオクなど)経由で販売していいるか、業者間売買の場である市場にて行っているところがほとんどです。

    【店舗型のリサイクルショップ】

    店舗型のリサイクルショップの場合、ブランド品などのように店舗で査定のみを行う【買取専門店】と、店舗で販売もしている一般的なリサイクルショップに分かれます。

    店舗型の最大のメリットは、店舗での持込買取で買取を増やすことができることです。

    また、店舗で販売もしているリサイクルショップは、家賃の毎月の負担額が比較的高い一方で、利益率が他の業態より高い傾向があります。

    それは、店舗での販売価格はインターネットで販売するより高くできることです。

    一方、買取金額については、無店舗型、店舗型のどちらのほうが高い査定額か商品によるところも多く、比較をしてみたほうがよさそうです。

    【番外編:せどり】

    リサイクルショップの中でも最近多いのが、せどりと言われる、インターネットだけで売買をする業者です。

    個人のものを売買するだけでは、リサイクルショップにならず、一般的に古物商の許可が必要ありません。

    一方、せどりは、インターネットでの売買を継続的に行うことで利益を上げており、継続的に行うことで古物商許可が必要になります。

    昨今、警察の取り締まりも厳しくなっており、個人でも継続的に売買を行っている場合は摘発されています。

    現在はそこまで取引量がなくても、いまのうちに古物商許可を取っておいたほうが安心です。

    リサイクルショップ開業【個人事業か会社設立か】

    一般的にリサイクルショップを開業する場合には、個人事業として開業するか、会社を設立するか決定する必要があります。

    どちらのほうがいいかは、予算や事業主(オーナー)の考え方にもよりますので、下記を参考にしてご検討ください。

    個人事業での開業方法

    個人で事業を開始する場合は、お金は一切必要なく(設立費用、印紙代、税金など)、開業届を提出するだけで開業することができます。

    開業届の提出方法

    個人事業を開業した場合は、

    ①開業してから1か月以内に、
    ②個人事業主の納税地を所管する税務署に、
    ③開業届を提出

    しなければいけません。

    開業届は、こちらにリンクをはっておきますので、開業予定の方はお使いになってください。

    青色申告承認申請も同時に出そう

    個人事業で開業届を出すとしたら、必ず青色申告承認申請書も同時に提出しましょう。

    青色申告承認申請書はこちら

    青色申告、白色申告とは

    基本的に、青色申告の承認申請を出さない場合は、個人の方はすべて白色申告となります。

    要は、原則白色申告で、青色申告承認申請書の提出により、青色申告をすることが可能です。

    青色申告のメリット

    青色申告の最大のメリットは、控除金額が10万円から65万円に拡大されるだけでなく、利益の繰り延べが認められることや、従業員(家族含む)の給料が損金算入できるなど、さまざまな節税効果があります。

    一方、デメリットととしては、複式簿記という複雑な会計方法を採用する必要があり、提出する書式の種類が増えます。

    昨今ではfreeeのような安価なクラウド型会計ソフトもあり、ウェブ上で簡単に複式簿記ののっとった、会計帳簿を作成することが可能です。

    会社設立でのリサイクルショップ開業

    個人事業主ではなく、会社設立でリサイクルショップを開業されたい方は、まず会社のどの形態を選ぶか決定しなければいけません。

    株式会社設立

    株式会社が最も一般的な会社設立の形態です。

    以前は株式会社を設立するにあたり、最低資本金制度というものがあり、それが1000万円であったため、会社設立するにあたり、最低資本金が300万円から設立できる有限会社から会社を立ち上げる人も多かったです。

    しかし、2006年5月(平成18年5月)の会社法改正に伴い、最低資本金も撤廃され、同時に有限会社の意義もなくなり、有限会社法も廃止となりました。

    したがって、株式会社も1円から設立が可能になったため、依然と比較をすると株式会社を設立するコストも安くなったと言えます。

    定款の公証が必要

    株式会社の設立費用の中で大きなものは、会社定款を公証人役場で公証する必要があることです。

    すべての手続きを本人がやったとしても、株式会社設立には下記費用が必要です。

    公証人の手数料として5万円
    謄本代として1冊1,000円程度(2冊で2,000円程度)
    印紙代4万円の
    計9万2,000円

    昨今、電子定款により上記印紙代4万円が必要になることから、電子定款を利用する人が増えています。

    これに、登録免許税が最低15万円必要になってきますので、

    登録免許税 15万円※
    登記事項証明書代 600円
    印鑑証明書代 450円
    合計15万1050円

    を公証費用に加えた、20万3050円(電子公証を利用した場合)が最低必要な金額となります。

    ※登録免許税は資本金の7/1000が最低必要なため、この金額が15万円をうわまわる場合は、15万円以上の金額になるので、注意が必要です。

    合同会社設立

    同じく2006年5月(平成18年5月)の会社法改正により、会社の形態は有限会社が廃止され、株式会社に合同会社、合資会社、合名会社が加わり、4形態となりました。

    合同会社は、有限会社が廃止され、小規模の会社設立のために選択されることが多く、株式会社との一番大きな違いは、出資と経営が株主と取締役に分離し、意思決定機関が事項によって異なる株式会社に対し、出資と経営が、一体である持ち株会社内部関係、意思決定手続の設計がシンプルであることが大きな特徴です。

    法人格別の社数では、株式会社が8万7,527社(構成比68.0%、前年比4.8%減)と全体の約7割を占めたが、新設法人数は2017年より4.8%減少した。合同会社は2万8,940社(同22.5%、同7.3%増)で、初めて2万8,000社を超えている状況です。

    合同会社のほうが設立費用が安く、小規模な会社設立には意思決定機能もわかりやすいため、新規会社設立で合同会社が多く選ばれています。

    合同会社設立費用

    合同会社の場合、株式会社と異なり、公証人の手数料、謄本代は不要で、印紙代4万円だけが必要となります。

    印紙代4万円

    しかも、この印紙代も電子公証を採用すれば必要がないため、この部分の費用は全く必要ありません。

    登録免許税 6万円※
    登記事項証明書代 600円
    印鑑証明書代 450円
    合計6万1050円

    上記のとおり、電子公証を利用した場合、合同会社設立のためには6万1050円のみ必要となります。

    ※登録免許税は資本金の7/1000が最低必要なため、この金額が6万円をうわまわる場合は、6万円以上の金額になるので、注意が必要です。

    株式会社か合同会社か

    数名までの規模で新しく会社を設立するのであれば、合同会社のほうが設立費用も安く使い勝手がいいと思われます。

    株式会社は、内部機構のルールも複雑で、一方大きな会社の子会社や比較的規模の大きい会社の場合は、株式会社のほうがいいでしょう。

    会社設立する場合のメリット

    個人事業ではなく、会社設立を選択する場合の最大のメリットは、社会的信頼性です。

    会社というのは、永続性というものを重要視しており、そうした会社を選択したほうが、取引の相手からみたら安心して取引ができると思われます。

    ただし、実態が一人の会社であったり、実質個人事業のような会社を運営するのであれば、少なくとも合同会社を選択して開業コストを少しでも節約しましょう。

    古物商許可申請について

    リサイクルショップなどの古物を取り扱う営業形態の場合、事業主は古物商として活動することになりますので『古物商許可』を取得する必要がでてきます。

    古物を取り扱い営業するうえで何故許可が必要なのか、それは警察側が考える危機管理によるものです。

    古物商(リサイクルショップオーナ)が関わる可能性のある危機とは、窃盗や強盗などの犯罪から得た盗品がお店に持ち込まれることです。万が一にでも盗品の買取・販売をしてしまった場合、盗品の流出へと繋がります。このように盗品が出回ることを未然に防ぐため古物営業法では警察管轄のもと古物商に対して『古物商許可』の取得を義務づけています。

    【古物商についてはこちら】

    古物商許可申請の流れ

    古物商許可申請は古物商が営業を行う場所(リサイクルショップの場合はお店の所在地)を管轄する警察署に申請します。店舗がいくつかある場合は、その中から”主たる営業所”を決める必要があります。古物商許可取得後に何らかの変更手続き等がある場合は、主に”主たる営業所”を管轄する警察署でやりとりすることが多いので、多店舗経営の場合は主たる営業所は通いやすい場所にするほうが良いでしょう。窓口は管轄警察署の生活安全課の防犯係となり最終的には公安委員会での受理となります。

    欠格要件に該当していないかを確認

    古物営業法第4条では、以下(欠格要件)に該当する場合は古物商許可を受けることができないとしています。万が一に一つでも該当していた場合は、残念ながら現時点では古物商許可を申請することはできません。

    【古物営業法(第4条)】

    1. 破産手続き開始の決定を受けて復権を得ない者
    2. 禁錮以上の刑に処せられ、又は一定の犯罪により罰金の刑に処せられて、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から起算して5年を経過しない者
    3. 集団的に、又は常習的に暴力的不法行為その他の罪に当たる違法な行為で、古物営業法施行規則で定めるものを行うおそれがあると認めるに足りる相当な理由がある者
    4. 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第12条若しくは第12条の6の規定による命令又は同法第12条の4第2項の規定による指示を受けた者であって、当該命令又は指示を受けた日から起算して3年を経過しない者
    5. 住居の定まらない者
    6. 古物営業法第24条第1項の規定により、古物営業の許可を取り消されて5年を経過しない者
    7. 古物営業法第24条第2項の規定により、許可の取り消しに係る聴聞の期日等の公示の日から、取り消し等の決定をする日までの間に、許可証を返納した者で、当該返納の日から起算して5年を経過しない者
    8. 心身の故障により古物商又は古物市場主の業務を適正に実施することができない者として古物営業法施行規則で定める者
    9. 営業について成年者と同一の能力を有しない未成年者
    10. 営業所又は古物市場ごとに、業務を適正に実施するための責任者としての管理者を選任すると認められないことについて相当な理由のある者
    11. 法人で、その役員のうちに第一号から第七号までのいずれかに該当する者があるもの

    古物商許可申請における欠格要件は、ご覧の通り年数で期間を設けているものがほとんどです。住所が不定であったり心身の故障等の場合は例外ですが、その他は例え犯罪者であっても処罰を受けて5年経過していれば許可申請は可能となります。そのため、現時点では欠格要件に該当してしまっていても時間の経過を待ち再度挑戦することが可能です。

    取り扱う品目の種類を決める

    買取専門店やリサイクルショップを営業する場合は何を取り扱うのかを決める必要があります。これは古物商許可申請の前に決めておかなければなりません。まず、リサイクルショップなどで取り扱うとされるものは古物営業法では大きく13品目に分類されています。【13品目についてはこちら】

    13品目の中からメインで取り扱う品目を決めます。メインを決めてしまえばその他取り扱う物としていくつ選んでも問題はありません。先にメインで何を取り扱うのか決める必要があるのは古物商許可申請時に警察署に古物商情報と共に登録しておく必要がある為です。万が一、許可を取得した後に取り扱う品目の界隈で盗品がでた場合は警察へ捜査協力として顧客情報の提供などが必要となります。

    また、盗難のリスクがないとされる大型のもの(航空機や鉄道車両)や消費してなくなってしまう食品等は古物営業法で定める古物には該当しないとされています。

    申請する営業所を決める

    古物商は、営業形態に問わず主たる営業所を決めて申請することが義務づけられています。営業所とは古物取引(売買・交換・レンタル)を行う場所で、古物商は基本的には営業所として申請している場所でのみ古物の売買・交換等を行うことになります。したがってリサイクルショップの場合は店舗を営業所とするのが一般的です。

    注意しなければいけないのは出張買取専門店などの店舗を持たない場合です。この場合であっても営業所を選ぶ必要があります。営業所を店舗以外の場所で選ぶ場合は【独立性があること】を重視して選ぶ必要があります。古物商許可申請時に営業所の選定で担当者が確認するのは取り扱う在庫や古物台帳等の古物商として必要な情報管理ができる独立した空間であるかということです。

    営業所候補 独立性 使用承諾書
    レンタルオフィス ×
    バーチャルオフィス ×
    アパート
    マンション
    公営住宅 ×
    一戸建て

    一戸建ての持ち家でない限りは住居を営業所として使用する場合は賃貸人や管理会社、管理組合からの使用承諾書の提出が必要となります。独立性がない以外の理由で営業所としてはじかれてしまうのは、この使用承諾書が入手できなかった場合です。公営住宅などの都営(市営)住宅は住居専用として地域住民に安く貸し出しているので、営業所として使用する旨の承諾書をだしてもらうことは至難の業といえるでしょう。

    □ポイント(出張型買取サービス)
    出張して取引相手宅にて買取を行う出張買取専門店などは、申請している営業所以外の場所で営業をすることになります。このような方法で古物営業を行うことを検討している人は、古物商許可申請時に『行商する』ことを事前に申請しておく必要があります。行商することを申請しておけば、売主の居所であれば出張して営業が可能となります。万が一”行商しない”とチェックをつけて申請してしまった場合でも、許可取得後に変更することは可能です。

    【番外編:せどり】

    インターネット上で利益を生み出すことを目的として継続的に売買を行う場合は古物商許可が必要になります。その場合も店舗を持たない営業方法となりますが、例外なく”主たる営業所”の申請は必要となります。

    インターネット事業で古物取引を行うのであれば、古物取引の事務作業を行う場所を営業所として申請すると良いでしょう。実際にお客さんが来店する・しないに関わらず、独立性があるか/使用承諾書はあるかという点はチェックされますので注意してください。

    管理者を選任する

    【古物営業法(第13条第1項)】

    古物商又は古物市場主は、営業所又は古物市場ごとに、当該営業所又は古物市場に係る業務を適正に実施するための責任者として、管理者一人を選任しなければならない。

    営業所を決めた後は、営業所の責任者となる”管理者”を選任します。管理者は、営業所に常駐し古物取引が問題なく古物営業法に違反することなく行われているか管理する現場の責任者です。古物商にとって管理者の選任も大事な業務です。管理者となる人物も申請者同様に欠格要件に該当しないことがまずは第一条件となります。未成年でなければ、申請者本人が管理者を兼ねることも可能です。

    【古物営業法(第13条第3項)】

    古物商又は古物市場主は、管理者に、取り扱う古物が不正品であるかどうかを判断するために必要なものとして国家公安委員会規則で定める知識、技術又は経験を得させるよう努めなければならない。

    管理者には実務経験や専門知識を必須条件として定めてはいません。しかし、現場で古物の取り引きを管理する責任者として万が一の場合にも適切な判断ができるよう技術習得のための研修や経験を積ませることが古物商に対して努力義務として定められています。

    古物商許可申請の際の必要書類

    取り扱う品目や営業所を決めた後は古物商許可申請に必要な書類の準備です。準備する書類は大きく分けて二つ、古物商許可申請書と添付書類です。申請書や添付書類は正本・副本の2通必要です。

    馴染みのない書類に細かい内容記入で困った場合は管轄の警察署に相談・確認にいくことが望ましいでしょう。事前に担当者に質問しておくことで申請後の不備の解消にも繋がります。

    必要書類 個人 法人 管理者 役員(法人の場合)
    申請書 × ×
    身分証明書
    住民票の写し
    誓約書
    略歴書
    登記事項証明書 × × ×
    定款のコピー × × ×

    ※管理者や、法人の場合は役員全員も必要な書類は提出しなければいけません。

    古物商許可申請書

    古物商許可申請で一番大事な書類です。警視庁のホームページからダウンロードして使用することが可能です。管轄の警察署に直接貰いにいくことや各都道府県の警察署のホームページでも古物商についてまとめたページがありますので、そこからダウンロードすることも可能です。

    【古物営業法施行規則に定める様式;許可申請書】

    身分証明書

    本籍地のある役所で取得可能な身分証明書であり、保険証や免許証などのことではありませんので注意してください。この身分証明書は欠格要件に該当していないかを確認するために必要な証明書となります。

    住民票の写し

    住民票を登録している役所で取得します。本籍地記載の住民票を取得してください。

    誓約書

    欠格要件に該当していない旨を誓約するための書類です。個人用/管理者用/法人役員用と種類が分かれていますのでダウンロードして使用する際は注意してください。

    【申請届出様式等一覧(警視庁);個人用】
    【申請届出様式等一覧(警視庁);法人役員用】
    【申請届出様式等一覧(警視庁);管理者用】

    略歴書

    自分で作成記入する必要があります。略歴書は自分で作成することからも担当となる各警察署により記載内容や記入内容の指示が異なります。事前に管轄の警察署のホームページを確認し、記載例があれば従いましょう。記載例がない場合は警視庁のホームページのものを参照し作成したものを持参、事前に確認してもらうことをおススメします。

    【申請届出様式等一覧(警視庁);略歴書記載例】

    登記事項証明書(法人の場合)
    法務局で取得した登記簿謄本です。現在事項証明書ではなく履歴事項全部証明書の取得が必要です。

    定款のコピー(法人の場合)

    法人の事業目的欄には古物営業に関する旨の記載があることが前提として必要です。

    営業所の賃貸借契約書のコピー/使用承諾書

    営業所として使用する場所を賃貸している場合は、賃貸借契約書のコピーが必要となります。(但し持ち家の場合であっても所有確認のため登記簿謄本の添付を求められることもあります)また、営業所として使用する旨を賃貸人や管理者から承諾してもらった証明として使用承諾書が必要です。

    【番外編:インターネット事業の場合】

    URL使用権限があることを疎明する資料

    ホームページ上で古物売買を行う場合のみ必要となります。したがってホームページは広告のみで、実際の取り引きはリサイクルショップ等の店舗のみで行う場合は必要ありません。

    具体的に必要となる書類は【①プロバイダ等からのドメイン割当通知書等の写し②ドメイン取得サイトにある「ドメイン検索」「WHO IS検索」を実施し、検索結果の画面を印刷したもの】です。

    ①のプロバイダ等からのドメイン割当通知書等の写しは、プロバイダから送付されたユーザー証明書やドメイン取得証で問題ありません。②についてはWHO ISというサービス上で検索した検索画面を印刷することができれば登録者本人がホームページの所有者であることの証明として提出できます。①または②のどちらか一つの用意で問題ありません。

    警察署窓口で申請

    必要書類の準備が整ったら管轄の警察署へいきましょう。取り扱う品目や担当者によってはいくつかの質問を受けることもあるので、自信を持って受け答えができるよう事前に、ある程度の質疑応答の練習はしておくと良いでしょう。

    申請手数料は19,000円です。申請書が受理されたあとは許可が下りるのを待つのみです。営業日で大体30日はかかると見た方がよいでしょう。公安委員会での審査後、申請が受理されると古物商許可証が交付されます。あとは、古物営業法の規制のもと正しく営業していきましょう。

    インターネットでの集客方法について

    個人事業主の届け出あるいは会社設立及び、古物商許可が取得できた場合は、いよいよ店舗あるいは買取を増やすための集客に着手する必要があります。

    現在では、自社サイトを立ち上げるか、リサイクルショップとして無料で登録できるサービスもありますので、それぞれ紹介していきます。

    自社のウェブサイト(ホームページ)を立ち上げる

    上記古物商許可取得についての説明でも書きましたが、インターネット上で古物商の運営をすることが可能です。

    その際はドメイン名と、その所有が申請者のものであることが証明できる書類を提出する必要があります。

    ドメイン名については、.comや.jpが日本では最も使用されているものですが、一般的に.comのほうが価格が安くお勧めできます。

    ①ドメイン名
    ②レンタルサーバー

    ドメイン名を取得するだけでなく、ウェブサイトを保有するにはレンタルサーバーの契約が必要です。

    一般的に、ワードプレスを使用できる前提だと月1000円程度の費用が目安になりますので、業者を比較してみてください。

    レンタルサーバーについては、比較サイトで料金やサービスなどを比較してください。

    100社レンタルサーバー比較

    ウェブサイトの制作についても、見積もりサービスがありますので、下記にて検討してみてください。

    100社へ制作見積もり

    インターネットの買取サイト、店舗登録サイトに無料登録する

    自社ウェブサイトを立ち上げるのは比較的時間と手間がかかるので、無料登録ができる会社を利用することがお勧めです。

    地域情報を提供している会社だと、ジモティーとエキテン、リサイクルショップや買取情報のポータルサイトだと、おいくらとヒカカクが無料登録も対応可能なので、それぞれの無料登録方法について今後詳しくレビューしていく予定です。

    ジモティー

    リクルートが運営する地域の情報サービス。個人の人の売りたい、買いたいをつなぐ機能もありますが、リサイクルショップなどが登録して買取につなげることが最近増えているようです。

    まずは会員登録をしよう

    上記画面のログインのボタンを押すと、新規会員登録できる画面に行きます。

    ジモティーを利用したことが全くないのですが、売りたい買いたいの売買の機能だけでなく、教室、不動産、お店といった機能があるのが大きな特徴だと思いました。

    一番上の新規登録のボタンを押します。

    Facebookやドコモのユーザーアカウントも使用できますが、

    ニックネーム
    メールアドレス
    パスワード
    生年月日

    上記4つの情報だけで簡単に登録が出来てしまいます。

    登録後メールが来て、上記メールアドレスを認証するのボタンを押せば終了です。

    基本無料なのですが、サイトの中で広告も出せるみたいです。

    料金を見てみるのボタンを押すと、

    内容で料金が違うようです。クレジットカードで簡単に広告が出せてしまうようです。

    法人登録が古物商でやろうとしたらダメでした。印鑑証明あたりでトライしてみます。

    ジモティーは、なんといっても無料で登録できるのがいいですね。

    今後も機能について詳しく調べてみます。

    エキテン

    エキテンも最寄りの駅の店舗を検索できる地域情報ポータルサイトです。リサイクルショップの登録も多く、店舗登録は無料でできるようなので、こちらも実際に登録して試してみようと思います。

    エキテンに店舗無料登録するには、ジモティーと違いユーザー登録では出来ません。

    ユーザー登録(ログインボタンから進める)は、あくまで口コミを投稿できるユーザーのためであり、店舗登録はページの最下部(フッダー)から行くことができます。

    フッダーのこと店舗・施設の掲載をお考えの方へ、から無料掲載申込ページに行けます。

    無料で掲載をはじめる、から無料掲載の申し込みができます。

    優良の「正会員プラン」は完全に入口が別なのですね。大きな特徴だと思われます。

    これで完了したはずなのですが、まだメールが来ていません。

    無料店舗登録は複数登録できないように、少し審査をしているようですね。

    おいくら

    高く売れるドットコムを運営するマーケットエンタープライズ社が運営する、リサイクルショップの買取サイトです。無料でも登録ができるようなので、ぜひ試してみましょう。当社も試す予定です。

    ヒカカク

    現時点では買取の情報件数ではおいくらより多いかもしれません。こちらも無料登録ができるようであれば、試してみようと思います。

     

  • 【古物商とは①】リサイクルショップ開業

    リタウン・リサイクルショップ情報では、特にリサイクルショップ開業、運営のノウハウなど、ショップに有益な情報を配信していく予定です。

    今日はリサイクルショップ運営に必須の古物商について第一回【古物商とは①】です。

    皆さんは古物商って聞くと、どう思われますか?

    古物って古い物、商って商人あるいは商売のことになりますが、この[古い物]と[商人あるいは商売]というのが厳密に細かく定義されているのです。

    古い物を売るのに古物商が必要かっていうとそういうわけでなく、より具体的に古物商が必要なケース、必要でないケースが出てきますので、より詳しく見ていこうと思います。

    参考サイト→【古物商についての基礎知識】古物商になる為に必要な許可とは?

    古物商の【古物】とはなんのことなのか?

    古物っていうと単純に古い物ということになりますが、法律で定める古物とは厳密にいうと単純に古い物というわけではありません。

    【古物営業法の目的(第2条第1項)】

    1. 一度使用された物品
    2. 一度も使用されていない物品でも、使用の為に購入したもの
    3. これらいずれかの物品に”幾分の手入れ”をしたもの

    古物営業法の目的(第2条第1項)では、一度使用されたもの、一度も使用されていない物品でも使用のために購入したもの、そしてこれらのいずれかの物品に”幾分の手入れ”をしたものということになります。

    新品未使用品が3の幾分の手入れをしたもの、になるかどうかは微妙な部分ですが、小売店から購入した時点で古物に該当する可能性があり注意が必要です。逆に問屋などから定期的に購入して販売する場合は、古物の販売にあたらない可能性が高いです。

    古物にあたる13品目について

    古物営業法で定められている古物商が扱う古物は、全部で13品目に分類されています。

    古物商の申請をする場合は、この13品目の中からメインの1品目を選ぶかたちになります。サブで複数を選ぶことも可能ですが、あとから追加をすることが可能ですので、現時点で取り扱うものみ入れるようにしないと、警察(申請は最寄りの警察署)でつっこまれることがあるので注意しましょう。

    【古物にあたる13品目】

    1.美術品類 美術品価値を有するもの全て
    ex)絵画,彫刻,アンティーク
    2. 衣類  身にまとう繊維・革製品等
    ex)婦人服,紳士服,子ども服
    3.時計/宝飾品類  身に着けて使用される飾り物やし好によって選択されるもの
    ex)アクセサリー,宝石,腕時計
    4.自動車
    (部品含む)
     自動車及び自動車の本来的用法として一部に使用されるも
    ex)自動車,軽自動車,その他部品
    5.自動二輪者および原動機付自転車
    (部品含む)
     自動二輪車、原動機付自転車、これらの一部として本来的用法として一部使用されるもの
    ex)自動二輪者,原動機付自転車,その他部品
    6.自転車類
    (部品含む)
     自転車及び自転車の本来的用法として一部に使用されるもの
    ex)自動車,軽自動車,その他部品(空気入れやカゴ等)
    7.写真機類  プリズム、レンズ、反射鏡等を組み合わせて作った写真機、
    顕微鏡、分光器等
    ex)カメラ,ビデオカメラ,レンズ,望遠鏡、天体望遠鏡,光学機器
    8.事務機器類  主に計算、記録、連絡等の能率を向上させるために使用される機械等
    ex)レジスター,パソコン,コピー機,電話.FAX,シュレッダー
    9.機械工具類  8.の事務機器類に該当せず、電機によって駆動する機械及び器具及び他の物品の生産、修理等のために使用される機械及び器具
    ex)医療機器類,電気機械,土木機械,工作機械,家庭電化製品
    10.道具類  上記1~9及び11~13に該当しないもの
    ex)日常品,スポーツ用品,家具,楽器,玩具類
    11.皮革/ゴム製品類  主として、皮革又はゴムから作られているもの
    ex)鞄,靴,財布,毛皮類,化学製品(ビニール製、レザー製)
    12.書籍  絹布、紙等の軟質な素材に、文字、記号、図面等を筆写、印刷し装丁・製本したもの
    ex)漫画,雑誌,中古本,地図,辞書
    13.金券類  金額が記載されているか、電磁的方法により記録されている証票その他のもの
    ex)商品券,各種入場券,航空券,乗車券,株主優待券

    13品目に含まれないものは古物でないのか

    ここで疑問に思うのが、上記13品目に含まれないものです。

    古物営業法 第一条

    この法律は、盗品等の売買の防止、速やかな発見等を図るため、古物営業に係る業務について必要な規制等を行い、もつて窃盗その他の犯罪の防止を図り、及びその被害の迅速な回復に資することを目的とする。

    そもそも古物営業法は、その目的が盗品等の売買の防止、速やかな発見等を図るためのものであり、盗難のリスクがない大型のものについては上記13品目に含まれず、また古物商営業法で定める古物にも当たらないとされています。

    例えば、航空機や鉄道車両、重量が1トンを超える機械で容易に運搬ができない状態のものは古物に該当しません。

    また、消費してなくなってしまうことから食品や化粧品なども古物に該当されないとされています。

    古物商になる方法

    さて、いわゆるリサイクルショップを開業したい、古物商になりたいという場合は、古物商の免許の申請して取得をする必要があります。

    古物商許可の申請は個人でも会社でも両方可能です。

    自分で警察署に行って申請も可能性ですし、書類のやり取りや時間を短縮されたい方は行政書士に依頼することも可能です。

    すべて自分でやる場合の申請にかかる手数料は19,000円です。

    一方、行政書士などに依頼をすると2-3万円が相場のようです。

    古物商になるメリット

    古物商になるデメリットは、特にありません。

    上記費用がかかってしまうということと、古物商許可取得に2か月くらいかかってしまうということくらいです。

    一方、メリットはたくさんありますので、下記にて詳しく説明をします。

    無許可営業での逮捕・処罰に怯える必要がない(堂々と取引ができる)

    昨今、ヤフオクやメルカリで売買を行うことで、定期的に売り上げ・収益を上げる個人や会社に対しての規制が厳しくなってきました。

    今年に入って個人で特定のブランドをヤフオクやメルカリで売買して売り上げを上げていた人が、摘発・逮捕された事件は有名です。

    「せどり」と言われる、ネットで買い付けて、ネットで販売するには古物商が必要であり、その線引きも難しく、個人のビジネスとして複数回やっている人は、かならず古物商の免許を持っておいたほうがいいと言えます。

    古物営業法
    第三十一条 次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
    一 第三条の規定に違反して許可を受けないで第二条第二項第一号又は第二号に掲げる営業を営んだ者
    二 偽りその他不正の手段により第三条の規定による許可を受けた者
    三 第九条の規定に違反した者
    四 第二十四条の規定による公安委員会の命令に違反した者

    無許可営業の罰則は非常に厳しく、三年以下の懲役又は百万円以下の罰金となります。

    古物市場への参加・買付けが可能になる

    リサイクルショップを開業するにあたり、お店の商品を定期的に確保するためには店舗や出張買取だけでは賄いきれません。

    そこで必要になってくるのが、古物市場への参加です。

    市場名   ジャパンオークションセンター
    開催場所  東京都足立区中央本町4-15-1
    主な取扱品 厨房商品、オフィス商品、家具家電商品、ブランド品など
    入会金   30,000円
    年会費   なし
    参加費   2,000円(駐車場代1台あたり1,000円)
    運営団体  ジャパンオークションセンター株式会社
    URL    http://auctioncenter.co.jp/jac/

    上記が関東でリサイクルショップを開業する際に一番おすすめな古物市場です。

    ブランド品を扱っている市場は多いのですが、ジャパンオークションセンターの場合は、家具家電、厨房機器、オフィス家具など、幅広いジャンルを扱っており、リサイクルショップを開業する際に必要なさまざまなものを仕入れることが可能です。

    税金を抑える、節税対策になる

    古物商の免許が取得できると、古物の仕入れにかかる費用をコストとして落とすことが可能です。

    必要経費としてコスト計上できるということは、節税対策として非常に大きいです。

    少し議論の分かれるところですが、年末で思ったより利益が出そうなタイミングで、たくさんの仕入れ(古物を仕入れ)することで、実質的に年度内の利益を抑えることができます。

    ※実質利益の繰り延べにはなりますので、該当の古物を販売した際の利益が大きくなります。

    お客様からの信用性・信頼性があがる

    古物商であることを商売上示すことは、企業間だけではなく、個人のお客様にとっても合法な業者であることを示すことでもあり、信用性・信頼性を上げることができます。

    ウェブサイトでも、古物商の番号が書いてあるほうが信頼されますし、しっかりとした運営サイトの場合は、古物商の番号が登録に必須であることが多いです。

    免許証は常に携帯することで、出張買取などでも必ず提示するように心がけましょう。

    古物商許可の取得方法

    古物商許可が取得できない非適格要件は、古物営業法第4条に詳しく明記されています。

    第四条 公安委員会は、前条の規定による許可を受けようとする者が次の各号のいずれかに該当する場合においては、許可をしてはならない。
    一 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者
    二 禁錮以上の刑に処せられ、又は第三十一条に規定する罪若しくは刑法(明治四十年法律第四十五号)第二百三十五条、第二百四十七条、第二百五十四条若しくは第二百五十六条第二項に規定する罪を犯して罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることのなくなつた日から起算して五年を経過しない者
    三 集団的に、又は常習的に暴力的不法行為その他の罪に当たる違法な行為で国家公安委員会規則で定めるものを行うおそれがあると認めるに足りる相当な理由がある者
    四 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成三年法律第七十七号)第十二条若しくは第十二条の六の規定による命令又は同法第十二条の四第二項の規定による指示を受けた者であつて、当該命令又は指示を受けた日から起算して三年を経過しないもの
    五 住居の定まらない者
    六 第二十四条第一項の規定によりその古物営業の許可を取り消され、当該取消しの日から起算して五年を経過しない者(許可を取り消された者が法人である場合においては、当該取消しに係る聴聞の期日及び場所が公示された日前六十日以内に当該法人の役員であつた者で当該取消しの日から起算して五年を経過しないものを含む。)
    七 第二十四条第一項の規定による許可の取消しに係る聴聞の期日及び場所が公示された日から当該取消しをする日又は当該取消しをしないことを決定する日までの間に第八条第一項第一号の規定による許可証の返納をした者(その古物営業の廃止について相当な理由がある者を除く。)で、当該返納の日から起算して五年を経過しないもの
    八 心身の故障により古物商又は古物市場主の業務を適正に実施することができない者として国家公安委員会規則で定めるもの
    九 営業に関し成年者と同一の行為能力を有しない未成年者。ただし、その者が古物商又は古物市場主の相続人であつて、その法定代理人が前各号及び第十一号のいずれにも該当しない場合を除くものとする。
    十 営業所(営業所のない者にあつては、住所又は居所をいう。以下同じ。)又は古物市場ごとに第十三条第一項の管理者を選任すると認められないことについて相当な理由がある者
    十一 法人で、その役員のうちに第一号から第八号までのいずれかに該当する者があるもの
    その成年した日本人であれば誰でも古物商免許を取得するこおができますが、未成年と外国人の場合だけ注意が必要です。

    未成年の場合の古物商免許取得方法

    古物商は商という名前の通り、古物を売買する商人・商売をするための免許です。
    そのため未成年者が古物商免許を取得するためには、民法における未成年者の営業についての論点となります。
    民法第6条 (未成年者の営業の許可)
    一種又は数種の営業を許された未成年者は、その営業に関しては、成年者と同一の行為能力を有する。
    未成年者であても営業許可を受ければ、古物商免許を取得することが可能です。
    未成年者の営業許可の論点については、実はもう一つ論点があります。そう、それは未成年者の結婚です。
    第753条(婚姻による成年擬制)
    未成年者が婚姻をしたときは、これによって成年に達したものとみなす。
    こちらも民法における重要な論点、未成年者の成年擬制と言われるものです。
    未成年者であっても結婚をした場合は、もう一人前とみなされ成人とみなされるのdす。そのため、営業もすることができ、古物商許可を取得することができると言えます。

    外国人の場合の古物商免許取得方法

    日本人と違って外国人の場合は、日本人とは違う書類が追加で必要になるので注意が必要です。
    入国管理法・入国管理特例法が改正され、「外国人登録法」が廃止されるとともに、「住民基本台帳法の一部を改正する法律」が2012年(平成24年)7月9日に施行されました。 これにより、一定の外国人住民の方も日本人と同様に住民票が作成され、届出の方法や場所などが変わっています。
    以前は外国人登録証明書を住民票の代わりに提出していたのですが、法律の改正により外国人も住民票を取得できます。
    そのため、外国人が日本人と違って準備しないといけない書類は、「身分証明書」の代わりになるものです。
    加えて、外国人が古物商免許を取得するには適切な在留証明(ビザ)が必要です。
    以下、それぞれに関して詳しく説明します。

    外国人の古物商許可申請「身分証明書」の代わりになるもの

    こちらについては、実際に申請する警察署に行って事前に相談することをお勧めします。
    多くのケースでは『申請する外国人は禁治産者や準禁治産者に該当せず、取引能力が制限される者にはあてはまらない』旨の文言を記載し、かつ日本人2名以上が署名した証明書を用意する必要があります。
    ※上記については特別な対応となるため、必ず警察署に確認ください。(地方自治の観点から最寄りの警察署に裁量を任せていると思われます)

    古物商許可申請が可能なビザの種類

    観光ビザなどでは当然古物商の申請はできません。
    日本で古物商としてやっていけるに十分なビザというのがポイントになります。
    ① 経営・管理
    日本で事業経営をするためビザ(在留資格)です。個人で古物商許可を取得する場合や、会社を設立して役員として日本で活動するためのビザです
    ② 永住者
    生涯生活の本拠を日本で過ごすことを想定されており、活動の制限や期間の制限がないビザ(在留資格)です。また特徴として就労制限がないため、古物商許可を取得することが可能です。
    ③ 日本人の配偶者等
    日本人の配偶者、日本人の子(特別養子含む)等の方などです。就労制限がないため古物商許可の取得可能です。
    ④ 定住者
    日本に相当期間の在留を認める特別の事情がある場合で、法務大臣が認めた者に対して与えられるビザ(在留資格)です。 例えば、日本人と一度結婚したが離婚や死別をし、その後も日本にいたいと希望をして認められると定住者ビザへ切り替えがなされます。就労制限がないため古物商許可の取得が可能です
    ※その他「技術、人文知識、国際業務」「企業内転勤」には条件が必要となりますので注意が必要です。
    ご自身が持っているビザが該当するなど事前に確認する必要があります。
    ※外国人が古物商免許を取得するのをご自身でやるのはお勧めしません。行政書士に依頼することをお勧めします。

    古物商許可申請・取得の難易度

    古物商は資格試験ではありませんので、試験を受けることなく基本日本人であれば誰でも取得可能です。
    そういう点では、国家資格である宅建、行政書士などと比較して取得が簡単であると言えます。
    一方、申請には2か月も要することになり、それをすべて自分でやるか、行政書士に頼むかは悩ましいところです。
    時間はたっぷりあるし、少しでも節約したいという人はご本人で申請することをお勧めします。
    行政書士に依頼するのも、2-3万円程度でできますので、自分の時間を有効に使って新しい仕事の準備に時間をかけたい方などは、ぜひ行政書士に依頼を検討ください。
    以上となります。